いよいよ放映日

7日に収録したNHKおかあさんといっしょの放映日がいよいよ今日となりました。よろしければ見てやって下さいませ(^-^)

放映時間は、
・朝 8時35分〜9時00分(本放送)
・夕 4時20分〜4時45分(再放送)

NHK教育テレビです。
当日の服装は、黒地にピンクの文字が入ったTシャツにピンクのショートパンツです。

  • 収録当日のこと

朝は普通に起きて、朝ごはんを食べて、髪を結びました。
途中でヘアスタイルがくずれないように、ヘアスプレーも入念に。
午前10時半、夫に駅まで車で送ってもらって、いざ渋谷へ♪
渋谷駅の近くで早めのお昼ご飯をすませ、NHK放送センター行きのバスに乗りました。
途中いきなり娘が窓の外を指差して、
「あっ!『あっちゃんカッコイイ』の人だ!」
と叫ぶので、指差す方向を見ると、オリラジの藤森慎吾さんが街頭でロケをしていました。やっぱり渋谷ね〜。

おかげさまで方向音痴の私も道を間違わず、集合時間30分前にNHK放送センターの入り口ロビーに到着しました。そこにはすでに2〜3組の親子が来られていました。
(あ、ここ来た事あるゾ。そーだ、フーミンの「おもらしポスター」の件でクローズアップ現代に出演したときだ!なつかしいわぁl。)
地方から来られたらしき親子が、昨日泊まったホテルのお話をしているのが聞こえました。

  • エプロンおねえさんの説明

時間になると、黄色いエプロンをした女性が3人ロビーに現れ、プリントを配布し、流れを説明しました。そのときもらったA4の紙の内容はこちら↓

出場者の皆様へ

本日は、「おかあさんといっしょ」にご出場頂きまして有り難うございます。
収録の前に、下記のことをお読みになってお待ち下さい。

<放送日>

本日収録の放送日は、6月30日金曜日です。

月〜土 教育TV朝 8時35分〜9時00分(本放送)
月〜金 教育TV夕 4時20分〜4時45分(再放送)
 土  教育TV夕 5時00分〜5時25分(再放送)

 全国同じ日、同じ時間の予定です。

放送がすべてなくなってしまう場合のみお電話でご連絡させて頂きます。
皆様からの放送日の確認のお問い合わせは、ご容赦下さい。

<お願い>

・スタジオ収録にご案内できるのは、ハガキに記入された名前のお子様と保護者の方一人に限らせて頂いております。

・館内でのご飲食、スタジオ内及びスタジオロビーでのカメラ・ビデオの撮影は一切出来ません。

・お受け付けした時点で1回のご出場となるため、
 お子様が保護者の方から離れられず参加できなかった場合も
 再度のお申し込みは受け付け出来ませんので予めご了承下さい。
・また、スタジオ収録に参加されても必ず映るとは限りません予めご了承下さい。

・ビデオのとり損ね・重ね撮りなどでのダビングは、一切お受け出来ません。

・館内では、団体行動とさせて頂いております。係のものの指示にお従いいただく様お願い致します。

・パジャマ・はみがきコーナーは、ご自宅での撮影の為、お申し込みの受付をしておりません。
(出場者にお申し込みされたはがきの中から、直接お電話にて撮影のご協力お願いいたしております。)

<スタジオ収録後>

・収録終了後、御出場のお子様と出演者とで記念写真をお撮りします。
 スタジオご退出の際に、申し込み用紙を配りいたします。
 ご自宅にお持ち帰りご記入の上、
 NHKサービスセンター記念撮影係までお振り込み下さい。
 記念写真についてのお問い合わせは、NHKセンター記念撮影係
 TEL 03-3467-××××までお願い致します。
(写真申し込みの有効期限はございませんが、早めにお申し込み下さい。)
               NHKおかあさんといっしょ

ちょっと変な日本語があるのはおいといて、内容は非常によく分かる、というか、よく出来ているなぁ、と思いました。ひと月に1000人からの出場者を抱える番組ですから、問い合わせの原因になるような分かりにくい表現はご法度に違いありませんね。
ここで出場記念のTシャツをいただきました。サイズは120cm。出場経験者の方のブログや某SNSのコミュなどでサイズが大きすぎるというお話も出てましたが、背の高い娘にはちょうどぴったり。小さくなるのに時間はかからなそう。

  • レギュラー4人のお兄さんお姉さん登場!

エプロン女性の、
「それじゃぁ、みんなで大きな声でお兄さんとお姉さんを呼んでみましょうか。せーの!」
の呼びかけで、子ども達が声を揃えて
「おにいさ〜ん、おねえさ〜ん!」
と呼ぶと、ロビーの先の廊下の奥ほうから、テレビでおなじみのしょうこお姉さん、ゆうぞうお兄さん、ズーズーダンスのまゆお姉さん、体操のよしお兄さんが駆け足で登場しました。
4人はお座りしている子ども達とそれをぐるりと囲む形の保護者の前に笑顔で並んで立ちました。みんなとても素敵!特に体操のお兄さんの身長が高いのにびっくり。そしてみなさんかなりスリム。
この瞬間、子ども達よりも保護者(主にお母さん達)の方が盛り上がって軽く歓声が上がりました。(笑)
さざめきの中、しょうこお姉さんが天然系の明るい声で
「お写真どうぞ〜(^-^)」
とおっしゃったので、その“間”のよさに思わず全体から笑いが起こりました。

その後ゆうぞうお兄さんから保護者と子ども達それぞれに対して説明がありました。
子ども達には、
「はい、じゃぁ、お兄さんの話をみんなよーく聞いてね。…ケンカをしないこと、それから……」というように簡単なお約束事を。次に保護者には、
「今ここで泣いてしまっているお子さんは、あせったり無理をさせたりせずに、スタジオまで一緒に行って下さい。」
というようなお話でした。
ゆうぞうお兄さんの話し方って、演劇人らしく(劇団四季の出身だそう)発音ハッキリで分かりやすいけど、子どもには早口すぎて分かりにくいかも…ちょっと惜しいな。
その後子ども達は4人のお兄さんお姉さんの後についてスタジオへ。その後ろを子どもなしの保護者が、最後にむずかる子どもを抱っこした保護者が続きました。
エプロン女性の説明とお兄さんお姉さんたち登場との間のトイレタイムでみんなが揃うのを待っている間に、エプロン女性の1人に話しかけて聞いたのですが、1回の収録に出場する子どもの数は、45人前後だそうです。

  • スタジオへ

スタジオの中は天井が高いせいか意外と広く感じました。テレビで見慣れた町並み風のセット(前側は白い合皮でカバーされたベンチになっている)と、その後ろには遊園地の乗り物風のセット。
さらに首をそらして上へと目をやると、金属製の足場や照明器具が天井いっぱいに設置され、真ん中に人のよさそうなおじさんが1人。その手元には風船が3つほど見えました。きっとこのおじさんがエンディングの風船落としも担当されるのでしょう。
スタジオの中にはメインのお兄さんお姉さんをはじめ、ディレクター、カメラマン、アシスタント、エプロン女性など合計16名の関係者がいました。
私たち保護者は、セットのほうから見て左前方にある見学者用の黒い長いすに座ります。長いすは全部で3列あり、一番前の列が泣いたり心細がったりしている子がいつでも来られるように、その子たちの保護者の指定席でした。
うちの娘は、スタジオに入ると親のほうなど気にもせず、すっかり進行に集中して、全く心配いりませんでした。
スタジオに入ると子ども達は撮影用セットの中にめいめいに座り、まず本日の歌の練習、そして体操のお兄さんと一緒に「ぱわわぷたいそう」の初めのほうだけ練習しました。
この段階ではまだ6人くらいの子ども達が親と離れられず、泣いたりむずかったりしていて、そういう子たちの親はセットの中に一緒に座ってもよいことになっていました。

  • 収録開始

1分30秒前からスタッフがカウントをはじめます。「○秒前で〜す!」というやつです。カウントが始まる直前で、子どもに付き添っていた保護者たちは見学者用長いすに撤退です。残念ながらそこで泣いてしまって保護者と一緒に長いすへ移動した子が何人かいました(最後まで撮影に参加出来なかった子が3人いました。かわいそうに。)。
そしてカウントゼロの瞬間、モニターには、いつものオープニングの画像が流れ、スタジオにはきれいな音質で音楽が流れました。画面はスタジオに切り替わり、お姉さんとお兄さんお決まりの、「みんなげんき〜?」というセリフでスタート。最初の掛け合いのセリフで2人のうちどちらかがシナリオを間違えたらしく、オープニングは2回も撮り直しました。
娘はその時どこにいたかというと、スタジオ真ん中の床に描かれた円の上です。撮影開始前、子ども達はみなすばやくお姉さんお兄さんの近くを中心にセットのベンチに座っていくというのに、のんびりとしていたら、スタッフの人が娘の手を引いてスタジオの真ん中に座らせてくれました。オープニング画面では一番手前でばっちりと映る位置です。ちょっとラッキー♪

  • 手際よい進行

所要時間は、ロビーでの説明から解散まで1時間半です。
スタジオに入ってからは、簡単なリハーサル以外は、本番と同じ内容で進行していきます。着ぐるみキャラクターの劇やお兄さんお姉さんの歌うコーナー、はみがき上手かな?、パンツぱんくろう、野生動物のシーンなどは予め完成していて、スタジオの子ども達が必要なシーンを後からはめ込んでいく感じ。予め完成している部分は、子ども達の前に大きなモニターテレビが引き出され、それをみんなで静かに鑑賞して待ちます。
途中、1人の子どもが「ズーズーダンス」に選ばれるのですが、今回は緑のTシャツを着た男の子でした。どんな基準で選ばれているのかは全く分かりませんでした。その1人が決まると、スタッフが見学用長いすのところへ来て、「○○を着ている男の子の保護者の方はどちらですか?」と尋ねてきて、保護者から名前をきき、まゆお姉さんに伝えていました。
ズーズーダンスはメインのセットの向かって左側のセットで行われます。撮影の間、ほかの子ども達はしょうこお姉さん、ゆうぞうお兄さん、よしお兄さん、スプーと一緒に静かに待っています。他のスタジオスタッフも子ども達のそばに腰を下ろして手遊びなどをしてくれていました。ゆうぞうお兄さんは床に腹ばいになり、心細そうな子を見つけては一生懸命話しかけていました。
ゆうぞうお兄さんをテレビで観ると、どこか心ここにあらずという感じで演技に集中していないようなところがあり、なんでだろうと思っていたんですが、スタジオに行ってみてその理由が分かりました。
泣いてカメラの範囲に入れない子にも細かく気を配っていて、例えば、
「あそこの子に何か小さいもの(スタジオ内にある電池とか)をボクのところに持って来させて」
などとスタッフに声をかけ、1人でも多くの子が番組に出られるように工夫をしているのです。
その指示を受けてスタッフが泣いている子の傍に行き、
「これね、お兄さんの大事なものなんだって。持って行ってくれる?」
という風に話しかけるのです。
ゆうぞうお兄さんは持ってきてもらった小さなものをズボンのポケットにそっとしまって、泣きそうな子を抱き上げたり色々しながら、少しでも長く映るように配慮してくれているのでした。
私が観察する限り、こんな心配りをしているスタッフはゆうぞうお兄さんだけでした。
本番中は笑顔を絶やさないゆうぞうお兄さんではありますが、しょうこお姉さんや歴代のお兄さん達と比較すると、笑顔がちょっとわざとらしかったり、体操の動きが中途半端だったりします。でも収録の合間にいつもこうして泣いている子、緊張して保護者から離れられない子のことを気にしているせいだったのか、と見受けました。
これって要するにディレクターがしっかりしていないということだと思います。
もっとディレクターや他のスタッフの気が回れば、ゆうぞうお兄さんは演技に集中できるはずです。周りの人たち、もっとしっかりしてあげなよ〜、と思いました。あれじゃ、ゆうぞうお兄さんは半分ディレクター状態になっちゃってる。
余計な推測ですけど、ご本人もストレスを感じているんじゃないのかなぁ。だからカメラが回っている時以外の笑顔が少ないんじゃないかしら。

  • 体操とエンディング

収録は順調にすすみ、当選ハガキが来てから毎日練習してきた「ぱわわぷたいそう」になりました。
ここで長年の疑問がひとつ解決しました。
やはり子ども達の向かい側、カメラの隣りでは、体操のお兄さん以外のお兄さんとお姉さんが体操をやって見せていました。そうよね〜、そうでないと子ども達みんなカメラにお尻向けちゃうもんね。
娘も“会心の演技?”を見せ、エンディングのアーチもくぐり、天井のおじさんの落としてくれる風船を嬉しそうに拾って、収録は終了しました。
風船の口は“引き解け結び”になっていて、中の空気を抜いて持ち帰れるようになっていました。
(毎回100個近く風船作るんだなぁ、大変そう。…しかも収録のある日は1日で2〜3回ずつあるらしい)

  • 長いアトラクションみたい

終わっての感想を一言で言うと、遊園地のアトラクションから出てきた時みたいな気持ち。
さすが40年の歴史ある番組ですね。初めから終わりまで完成された流れ作業ぶりに感心しました。
そして今回気が付いたのは、終始一貫してぼんやりちゃんと泣いている子ちゃんを中心に考えられているなぁ、ということでした。
そうですよね、そこに目を向けてあれば、あとは全てうまくいくわけですものね。
収録が終わると、子ども達は真ん中に集まって記念撮影。保護者達は一足先にスタジオの外へ出て廊下で待機します。
満足げにニコニコ笑顔の子ども達がスタジオから出てくると、それぞれに名前を呼んで自分のところへ引き寄せて、記念品(NHK子ども番組のビデオテープ)をもらって、放送センター出口へと向かいました。

とてもいい思い出になる1日でした♪